ヘンリー王子(ハリー王子)がメーガン・マークルと結婚して、サセックス公爵位を授爵。メーガン妃は、サセックス公爵夫人になりました。

ということで、サセックス公爵位やサセックス王国などの歴史と紹介します!

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サセックス公爵位を賜った王子達

第一王子(現在は第一王女でも)の場合は、将来は王位を約束されています。ですが、第二子以下は、通常は公爵位が与えられて、王を支える存在になります。

サセックス公爵位の歴史は以外に浅く、公爵位に着いたのもたった二人の二王子だけです。

一人目 サセックス公オーガスタス・フレデリック王子

授爵日:1801年11月27日
授爵者:オーガスタス・フレデリック王子(ジョージ3世の六男。母はアフリカの血を引くシャーロット王妃)
同時授爵:インヴァネス伯爵、アークロー男爵

その後、王子は2度結婚して、一度目の結婚で一男一女を授かります。ですが、伯爵家令嬢達との身分違いの貴賎結婚で、王室結婚令に反していたので、結婚は無効とされて、子供は公爵位を引き継ぐことができませんでした。

よって、サセックス公爵位は空位となります。

二人目 サセックス公ヘンリー王子(ハリー王子)

授爵日:2018年5月19日
授爵者:ヘンリー王子(通称ハリー王子。チャールス王太子と故ダイアナ妃の次男)
同時授爵:ダンバートン伯爵、キルキール男爵

このヘンリー王子(ハリー王子)の授爵により、メーガン・マークルはサセックス公爵夫人に。現在は初代サセックス公爵の時と違い、身分の差があっても結婚できるので、二人に子供ができれば、その内の一人がサセックス公爵位を引き継ぐことになります。

初代の時代であれば、ヘンリー王子(ハリー王子)と一般市民のメーガン妃(メーガン・マークル)の結婚は貴賎結婚。
サセックス公爵位を引き継ぐことができなかったので、二人の結婚は感慨深いですね。

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サセックスの場所

サセックスは、英国イングランド南東部に位置している旧カウンティです。その昔、サセックス王国があったところで、現在はウェスト・サセックスとイースト・サセックスに分かれています。

サセックスの始まりとサセックス王国の歴史

サセックスには、もともと原住民が住んでいました。なんと、紀元前2600年頃に始まったと推測されている青銅器時代のものまで出土しています!

歴史上、初めて登場するのが、サセックス王国建国の時。

5世紀にサクソン人が入植して、原住民を殺害して建国したというお話が「アングロサクソン年代記」に残っています。ただし、それはただの伝説だという説があり。

その後、6世紀末〜9世紀にかけてアングロ・サクソン諸部族の国家の七王国(ノーサンブリア,マーシア,イーストアングリア,エセックス,ケント,サセックス,ウェセックス)が次々と建国。

七王国は覇権争いをして、サセックス王国はマーシア王オッファに併合されて、王だったオズムンド、エルフワルド、オスラックは王から「公爵 (dux)」へと署名がかわりました。

更に、アルフレッド大王以降のウェセックス王たちにより、他6王国が統合され、イングランド王国の基盤ができあがります。

サセックス王国は825年、ウェセックス王エグベルトにより併合されて消滅。

その後は、元サセックス王国の王族は伯爵となり、サセックスを統治したと推測されています。

その後もいろいろとあり、1066年にサクソン人最後のイングランド王がノルマン人のウィリアム征服王に敗れて、サクソン人の支配が終わります。

まとめ

ということで、サセックスはもう既にない場所なのです。
それなのにサセックス公爵位があり、元の場所にも住居がないというのが、不思議ですね。

エリザベス女王からカントリーハウスがサセックス公爵夫妻である、ヘンリー王子(ハリー王子)とメーガン妃(メーガン・マークル)に贈られると推測されています。
それもサセックスではない場所が、ささやかれています。