チャールズ(英語:Charles)、シャルル(フランス語:Charles) カール(ドイツ語:Karl)、カルロス(スペイン語:Carlos)、カルロ(イタリア語:Carlo)は言語の微妙な違いだけで、全部同じ名前です。

それでもって、とてもややこしい例が多々歴史に登場します。

その中でもいい例が、神聖ローマ帝国 カール5世の呼び名です。イギリスのチャールズ皇太子もですね。

それは…

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神聖ローマ帝国 カール5世の名前

  • カール5世 Karl V (神聖ローマ帝国 皇帝ローマ王、イタリア王)
  • シャルル2世 Charles II (ブルゴーニュ公)
  • カルロス1世 Carlos (カスティリア王・アラゴン王、後に統合してスペイン王へ)

これ、全部同じ方。この肖像画の方です。(1500年生-1558年没)

生まれはフランドルなのでそこでは2番めのシャルル、ハプスブルグ家のローマ王国を継いだのでそちらでは5番めのカール、カスティリア王国も継いだのでそちらでは1番目のカルロスです。

その他、
ブラバント公
フランドル伯
ルクセンブルク公
ネーデルラント君主
ミラノ公
ナポリ王
シチリア王

も兼任していていた上、ヨーロッパを渡り歩き、アフリカ領にも行った国際派で、スペインではその最盛期「太陽が沈まない国」世界的な帝国を築き上げました。ハプルブルグ家が支配する神聖ローマ帝国のほうも最盛期です。

それぞれの土地の言語で、どの階級の人に何と呼ばれていたかを思うと、実に不思議です。

“I speak Spanish to God, Italian to women, French to men and German to my horse.”

(スペイン語は神への言葉、イタリア語は女性への言葉、フランス語は男性への言葉、ドイツ語は馬への言葉)

と発言されたのは有名なお話です。

世界各地の美術館で、このお方の肖像画や像が残されています。

大抵は、Charles VかKerl Vで、神聖ローマ帝国皇帝の肩書きが多いので、混乱はそれほど多くなないかと思います。

時折、かっこ書きで別の肩書きが記されていて、なかなか親切なところもあります。

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チャールズ、シャルル、カール、カルロス、カルロ

こちらは主なヨーロッパ各国でのチャールズの名前です。

  • チャールズ Charles (英語)
  • シャルル Charles (フランス語)
  • カール Karl (ドイツ語)
  • カルロス Carlos(スペイン語)
  • カルロ Carlo (イタリア語)

チャールズ皇太子はフランスではシャルル、スペインでカルロスと呼ばれている

Charlesは英語でもフランス語でも綴りは同じなので、フランス人はチャールズ皇太子のことをシャルルと呼びます。

また、フランス人はどちらかというと外国人や土地の名称はフランス語読みする傾向があります。

スペインでも英語名ではなく、スペイン語に変換されてカルロスになっていることが多いです。

ただし、お友達の名前はその人の自国語呼びをしてあげたほうが喜ばれます。

ただし、外国語呼びの方が気に入っている人もいるので、本人にどう呼ばれたいか聞いて見るといいですね。

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