フランスのフレンチバスク地方を旅していると、至る所に地元名物のパティスリー(ケーキ&お菓子屋さん)があって、誘惑に駆られてしまいます!普段は地中海ダイエットをして、健康や美容のために、甘いものはカカオ80%チョコか行事以外は食べないのですが、ここの郷土菓子は許す!なぜなら、着色料や添加物や砂糖以外のヤバイものは入っていないかわずかですし、健康的ですから!ということで、こちらで食べたりお土産にしたりできるお菓子を一覧で紹介します。
買うなら、ほとんど歩道のみのぶらぶらして買い物できるサンジャンドリュズが一番です。高級感のあるビアリッツでもいいのですが、車道歩道があるのが難ですね。
お菓子は嬉しいことに小ぶりなものを一個買いできるので、いろいろなものを少しずつ味見できるのがとってもいいです。日持ちしないものが多いし、ダイエット的にはお菓子はたくさん食べないほうがいいので、これは助かります。
ガトー・バスク Gâteau Basque
ガトー・バスクは、名称自体が郷土菓子そのものですね。
アーモンド入りのクッキー生地を焼いたお菓子です。プレーン味、チョコレート味、黒さくらんぼ、カスタードクリーム、くるみのペーストなどを挟んだものなどがあります。
ちなみにバスク地方は、フランスで一番初めにチョコレートが輸入されたところです。また、黒さくらんぼはバスク地方のイッツァス村(Itxassou)の名物です。バスク名物同士を掛け合わせています。
デザインはバスク十字の入ったお洒落なものも多く、至る所で買うことができます。サイズもいろいろとあって、大きなホールケーキサイズのものから、手のひらサイズの小さなものまであるのがありがたいです。日持ちは保存料入りで4、5日といったところ。各お店に要確認です。
一番小さな黒さくらんぼのガトー・バスクを買ってみました。
切ると黒さくらんぼのジャムが挟んであります。バターたっぷりのサクサクしたクッキーみたいで美味しい!黒さくらんぼはちょっと甘め。プレーン味で充分美味しいと思います。
マカロン Macarron
マカロンと言っても、有名パティシエたちが作るカラフルなものではなく、昔ながらの素朴なものです。サンドイッチされていない状態の、アーモンドと卵白と砂糖のみを使った、まさにシンプル・イズ・ベストなお菓子です。各お店のマカロンにもよりますが、保存料の入っていないマカロンは冷蔵庫の下部で10日程持ちます。
▶︎ルイ14世の結婚式に献上された老舗の伝統的なマカロンの詳細と味見についてはこちら
ちなみに、他の老舗パリエスの「MOUCHOUS ムシュー」という名のマカロンがありますが、そちらは保存料が入っているので健康オタクは食べないほうがいいです。
カヌーガ Kanougas
カヌーガ(Kanougas)とは、ソフトキャラメルで、お菓子の老舗パリエス(1895年創業)のスペシャリティです。チョコレート味、塩バター味、ヘーゼルナッツ味、などを小箱に綺麗に詰めてくれます。ちょっと高級でお洒落なバラマキにいいですね。
歯にくっつきやすいのが難ですが、柔らかいキャラメルの口どけは最高!
パリエス URL: http://paries.fr
トュロン(ヌガー) Turrón/Nougat
スペインの名物お菓子でもある、トュロン。フランスではヌガーと呼ばれています。バスクではトュロンと呼ばれていることが多いようですね。基本、アーモンドと蜂蜜と卵白が原材料です。ハードタイプとソフトタイプがあります。(バスク地方のトュロンはスペインのものとかなり近いので、トュロンについてはこちらをご参照)
スペインはアーモンドの含有量の決まりがあるので上質なトュロンが入手できますが、フランスではこれがないのです。
しかし、さすがバスク地方。ハードタイプを見てみると、他のフランスの地方のヌガーに比べて、アーモンドが明らかに多くゴロゴロと入っているように見受けます。あくまでも見た目判断なので、正確な数値は未確認ですが。
ソフトトュロン
バスクカラーの旗をモチーフにしたトュロンもあったりして、お土産にいい感じ!
一口サイズにしてあるものもあります。
ハードタイプ
サンジャンドリュズの缶に詰めてくれるお店もあって、お土産感満載です!
バスク地方のトュロンはスペインのものとかなり近いので、トュロンについてはこちらをご参照ください。
ククニエット Coucougnettes
ククニエットCoucougnetteは、バスクのお菓子ではないのですが、車で一時間半くらいのところにある近隣の町、ポーの名物です。ローストしたそのままの粒アーモンドにダークチョコレートでコーティングしたものをラズベリー、生姜、アルマニヤックなど入りのアーモンドペーストで包んだものです。ですので、お菓子はラズベリーのピンク色。
ククニエットは、2000年Intersucでフランス最優秀菓子賞を受賞したことでお墨付に。味と見た目とバラマキやすさと話題性で、お土産に一押しです。作ったのも世界一のジャムで、ジャムの王様と称されるミオジャムを作ったフランシス・ミオ。ポーのお菓子ですが、直営店はポーの他に直営店はビアリッツとサンジャンドリュズだけ。サンジャンドリュズの絵柄の缶入りもあります。
ショコラ
チョコレート(フランス語:ショコラ)は、はっきりいってどこにてもあるのですが、バスク地方がフランスで一番初めにチョコレートが輸入された地なので、その意味で名物となっています。
ショコラを買うのであれば、ビアリッツのショコラティエ、アンリエット(Henriet)が一番です。プラリネもケーキ類も充実しています。
アンリエットURL: http://chocolaterie-henriet.com
まとめ
ガトーバスクやマカロンは即日帰国で即消費の場合はとっても喜ばますよ!