スペインとの国境、ピレネー山脈のフランス側一帯が発祥のエスパドリーユ。フレンチバスクはさすがに本場だけあって、他のスペインや地方よりエスパドリーユが充実していてエスパドリーユだけ売っている専門店をフレンチバスクの旅先で何軒もみかけます。お手頃でコンパクトなのでお土産にぴったりなので紹介します。そもそもエスパドリーユとは?イブ・サン・ローランのコレクションで一躍有名になったそれは…
エスパドリーユとは?
エスパドリーユ(フランス語: Espadrilles)とは、ジュート(別名:黄麻、ツナソ)縄を使った靴底の履物を言います。上の部分は、帆布(カンバス)や木綿布でできているシンプルな靴で昔ながらのものはフラットです。
もともと、18世紀からピレネー山脈のフランスとスペイン両国一帯にエスパルト繊維を使った自作靴が農民に広く履かれていたのが始まりです。日本で言う、昔のワラジみたいな存在ですね。
それを今は亡き天才デザイナー、イヴ・サン・ローランが、ハイヒールのエスパドリーユをスペインの会社に作らせて、1970年のパリ・コレクションで起用してから世界中で大流行になります。
それまではフラットでシンプルでカラーや縁取りのちょっとしたレースやスパンコールを楽しんでいただけのエスパドリーユが、一気にいろいろなデザインの靴やサンダルに進化していき、現在に至っています。
本場フレンチバスク地方のエスパドリーユ
本場フレンチバスク地方では、エスパドリーユだけしか売っていない専門店もよくみかけます。
こちらは、サンジャンドリュスやビアリッツで見かけたお店です。海辺なのでとにかくカラフル。
エスパドリーユがこんなに沢山お店にある!普通の靴やサンダルと違って、畳めてコンパクトですので、スーツケース内の場所を取らないのでお土産に最適ですね。
単色もこんなにたくさんのカラーが!いろいろな服に合わせやすいですね。
イブサンローランから始まったヒール付きのエスパドリーユ。
エスパドリーユ、可愛すぎます!