地中海式ダイエットは、基本甘味はほとんど食べないのですが、許容範囲のお菓子というのがあります。それはシンプルイズベストな、原材料の少ない健康的なお菓子。大体、昔ながらの伝統的なお菓子がそうですね。サンジャンドリュズで、ルイ14世とスペイン王女マリーテレーズの結婚祝いに献上されたお店のマカロンを頂いてきましたので紹介します。健康マニアでも安心していただけるお菓子です。
レストランやケーキショップ、お菓子屋さんなどは、有名どころでも潰れたり頻繁にメニューが変わったりして、ガイドブックや記事を読んでそこに行ったらそれがなかったなんてこともよくありますよね。そういうことが多々あるので、お店自体を紹介するのはしないのですが、ここは別格です。いつ行ってもあって、いつも同じ味が味わえるマカロンのお店です。
サンジャンドリュズのマカロンとは?
マカロンは8世紀にベネチアの修道院で生産されたのが最も古い記録です。
フランスへは、1533年にカトリーヌ・ド・メディシスがアンリ3世に嫁いだ際にシェフを連れてきてもたらします。
1660年、ルイ14世がスペイン王女マリーテレーズとサンジャンドリュズで結婚して、その際地元のパティシエのマカロンが献上されます。既に結婚前に、ルイ14世の王母アンヌ・ドートリッシュと王妃はこのマカロンの虜だったとされています。
メゾン・アダム Maison Adam
その地元パティシエというのがMaizon Adamです。こちらはそれからずっと営業を続けている老舗です。なぜかバスク名物の唐辛子をたくさん吊るしたディスプレイ。
マカロンが一番有名ですが、その他、ガトーバスクやショコラのプラリネも。何故かルイ12世の紋章に使われているハリネズミが!
クラシックなものやお洒落なマカロンの箱、それにモワルーもある。
シンプルなマカロンの原材料と味
マカロンの原材料は、スペインバレンシア産と米国カリフォルニア産のアーモンド、卵白、砂糖。以上。保存料など一切なしの無添加。これだったら、健康お宅でも安心です。
毎日焼いている新鮮なお菓子で、冷蔵庫の下部に保存すれば10日間程持ちます。お土産には微妙ですけれど、新鮮なのはいいですよね。ですので、現地で食べるのがいいですね。
嬉しいことにたった一個から帰るのです。消費にも困らず、食べ過ぎにもならなくて、味見ができるのがいいですね。
ということで、こちらを入手。シンプルな見た目。パリのパティシエたちが作るマカロンの上半分の部分ですね。
割ってみても、マカロンみたくない。しかし、
食べるとマカロンのネチっとした食感が!素朴で優しいお味です。まさに、シンプルイズベスト。有名どころのマカロンの繊細で多重の味のハーモニーもいいけれど、主原材料の風味を思いっきり活かしたものもいいですね。
サンジャンドリュズに行く機会があったら是非お試しくださいませ。