スペインのカスティーリャ・イ・レオン州、ブルゴス県の県都、ブルゴスにちらっと行って来ました。サンチャゴ巡礼路の街としても大変賑わっていますが、それよりも何よりも、ここはあの英雄騎士エルシド(エル・シッド)の伝説の炎の剣、ティソーナがある!ということで、そのティソーナを紹介をします。

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炎の剣、ティソーナとは?

炎の剣、テッソーナ(Tizona)とは、レコンキスタの英雄騎士エル・シドが持っていた有名な2刀のうちの一刀です。テッソーナという名前はたいまつを意味します。

テッソーナは11世紀にイスラム勢力下のコルドバで製造された、ダマスカス鋼のものです。

叙事詩「わがシッドの歌」のティソーナは魔剣か?

「わがシッドの歌」で出てくるティソーナは、魔法の剣のようです。

持った人によって、剣が反応する。力無きものが持つと剣は沈黙するが、強者が持つと弱くて敵としてふさわしくない者は恐怖におののく..

エル・シッドが貸したティソーナをカリオン伯の子供達が手に持った時は反応なし。しかし、ペドロ・ベルムーデスの手にしたティソーナを見てフェルナンド・ゴンサーレスは恐怖に慄き、戦う前に敗北宣言をした…ああ、厨二病大発生中!

実際のティソーナはどうなのか不明ですが、一度持って見たいものです。何も反応しなかったら…私の力の問題ではなく、炎の剣の魔力切れということで。

エルシドとは?

エル・シドこと、ロドリーゴ・ディアス・デ・ビバール(Rodrigo Díaz de Vivar 1045年?-1099年)は、11世紀後半のレコンキスタで大活躍して数々の武功を挙げたカスティーリャ王国の騎士です。貴族で幼い頃から王太子に仕え、王宮で共に育ち、その後多くの騎士、軍師、将軍として大活躍しています。叙事詩「わがシッドの歌」の英雄として、また映画「エル・シド」(1961年 アンソニー・マン監督、チャールトン・ヘストン、ソフィア・ローレン出演)にもなった実在人物です。

こちらがブルゴスにあるエルシドの騎馬の跨りティソーナを掲げる像。貫禄の壮年の武将。活躍しすぎで心なき王に追放されたりもしたのですが、「エルシド様について行く」という騎士が戦士が後を絶たなかったとか。

反対側からのほうがティソーナがよく見えました。結構大きくて重そうなので、体ができてないと扱えなさそうです。

ティソーナはエルシドがバレンシアで、イスラム勢力を追撃した時に、モロッコ王ユスフの将軍ブカルからティソーナを勝ち取ったというのが通説です。

エルシドの死後、またバレンシアがイスラム勢力に占領されます。その後、100年もの時を経た再度のレコンキスタで、アラゴン王ハイメ1世がバレンシアをキリスト教地として奪還。そのハイメ1世所蔵のTISOという剣がティソーナであると鑑定されました。

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ティソーナどこにあるの?

それは現存していて、トレドの軍事博物館に展示してあったのですが、現在はブルゴス博物館に移っています。

これはトレドの軍事博物館に展示してあったティソーナ。四方から見えるように、愛好家がくまなく観察できるようになっていました。

銅像のほうは微妙にティソーナとつばの部分のデザインが違いますね。

しかし、しかしです。ティソーナはカスティーリャ・レオン州が160万ユーロもの大金を叩いてブルゴス博物館に持って来ました。展示は台の上に置いてあるので一方からしか見えない状態なのがちょっと残念ですが。

こちらは、ブルゴス博物館(Museo de Burgos)のディレクターから頂いた写真です。

見たい、見たいです!今回は時間がうまく合わなくてブルゴス博物館に行けなかったのですが、次回ブルゴスに行った時は絶対ティソーナに会いに行ってまた報告します!

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