中国系のお友達3人が仏教の宗派の戒律で、ベジタリアン(菜食主義者)で精進料理(素食)のみを毎日食べています。

三厭五葷(さんえんごくん)のベジタリアンは一見健康に良さげですが、彼女達の食生活を見たり、体調を聞いたりしていると、そうでもないのですよ…

何故かというと…例えば肉モドキは…

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仏教の戒律のベジタリアン(菜食主義者)とは?

仏教の宗派の戒律でベジタリアン(菜食主義者)の中国系のお友達が毎日どんな料理を食べているかというと、それは動物系の肉や魚やそのエキスとネギ系のものを食べない菜食料理です。

具体的に食べないものは三厭五葷(さんえんごくん)です。

三厭五葷(さんえんごくん)とは?

三厭

  1. 天厭 空を飛ぶ鳥や鶏など
  2. 地厭 地を這う牛、豚など
  3. 水厭 水中に生息する魚介類(ワカメ、昆布などの海藻は食べる)

その他食べられないものは、その脂、ダシ、エキス、卵、乳製品もNG。

五葷

  1. ニラ
  2. ニンニク
  3. ラッキョウ
  4. アサツキ
  5. ネギ

その他の食べられないものは、タマネギなどのネギ類全部。

三厭だけだったら、まあベジタリアンね、って感じなのですが、五葷までも!

その理由は、それぞれの五葷のネギが五臓にとって陰陽関係で良くない方向に作用してしまうという教えなのです。

ニラ→肝臓、ニンニク→心臓、ラッキョウ→脾臓、アサツキ→肺臓、ネギ→腎臓

という組み合わせです。じゃあ、タマネギとかはどこの臓器と相対するのかなあって思ったりするのですが、それは不明…ですが、とにかくネギ類は悪いという教えです。

地中海式ダイエットだと、ニンニクは大歓迎なのですが…

仏教徒の中国人の友人が毎日食べている素食(精進料理)

で、シンガポールや台湾などには「素食」という看板を掲げたレストランやホーカー(屋台)が割と沢山あります。

フードコートに行っても必ず一軒はあるので、ベジタリアンのお友達とも問題なく連れ立って行けるのです。

しかし、その素食(スーシー)は、できればパスしたい料理も沢山あるのです。

その代表格がモックミート(mock meat)。いわゆる肉モドキ。

例えばこちら。肉ではなくモドキなのです。

現在体に優しくないとされているグルテンで作ったものや、保存料や着色料など化学物質がてんこ盛りのものも沢山出回ってます。

豆類だけで作ったものだったらいいのですが、そういうものは少ないですね。

特に台湾やシンガポールでは3食外食する人が多いですから。そうなるとどんな肉モドキを口にしているのかわからないですから。

大体肉を食べないんだったら肉モドキじゃなくて普通に豆食べてればいいじゃないの?って思うのです。

戒律され守ればいいのですからね。

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お友達の健康状態がちょっと心配

で、仏教系のベジタリアンのお友達に菜食をしていて健康状態はどうかと聞いてみると、関節が時折傷むのだそうです。

ベジタリアンで豆類だけを食べていると関節が悪くなるとのこと…

「病気になってまで戒律を重んじるの?」って聞いたら、しょうがないとのこと。

えーーん😭 わかっていて病気になったら元も子もないじゃない!

何かいい植物性のプロテインはないかなあ?…って思って、白米を食べていたそのお友達に玄米をすすめてみましたよ。

三食外食だから白米ばかり食べてるけど、ご飯くらい炊いて持参でもいいっかなって言ってたからよかった!

これで関節が良くなるかは不明ですが、豆類以外のプロテインは必要ですよね。