中国の西安で秦始皇帝陵である兵馬俑とその博物館行って来ましたよ!ユネスコの世界遺産(文化遺産)でもあり、ユーキャンの世界の絶景にも入ってますね。
私は少年漫画やアニメで絶大な人気を誇るキングダムの大ファンだし、中国の史実にもロマンを感じるのでそれを絡めて妙な妄想をしながら100倍楽しんじゃいましたわ。
兵馬俑の読み方や英語もこちらをどうそ。とにかく怖いくらいもの凄くリアルです!
秦始皇帝陵、兵馬俑とは?読み方や英語は?
兵馬俑とは、秦国の王で後に中国全土を始めて統一した始皇帝の巨大な陵墓です。
読み方は、へいばよう。
英語では幾つかの呼び方がありますが、Terracotta Armyと言います。真に素焼き像の軍隊ですね。
兵馬俑は、発掘されているだけでも、陶器製の等身大軍人が8000体、戦車が100余台、陶馬が600体があり、立派な博物館も完備されています。
広大な未発掘箇所もあると言われているのですが、保存の難しさや発掘の大変さや場所の使用の関係で発掘はされていません。
だって、この兵馬俑が発見されたあたりはもともと農地だったので、農民が立ち退いたりしたわけですから。
場所は中国の古都、西安にあります。西安の町は新しい建物が建っていて、モダンでお洒落な町でしたよ。兵馬俑を初めとした歴史的遺産などとの新旧のギャップがありましたね。大学も多くあって、歴史を研究したり学問を修めたりするにはいいところです。
ただし、空気が汚いのは勘弁してほしいです。特に私が行った時は空がスモッグで白グレー色で、N95マスクが不可欠でした。日本で調達必須です。
凄いリアル!アニメ&漫画のキングダムの登場人物を思わず捜してしまった
始皇帝に関する映画は、「始皇帝暗殺」(1998年)とか「英雄(HERO)」(2002年)が有名ですが、どちらも始皇帝の暗殺をテーマにしています。
私はそれよりも、アニメや漫画でおなじみの「キングダム」の物語のほうが好きです。始皇帝の将軍や行軍候補やライバルたちがド派手なバトルを繰り広げ、中国を統一していく史実と妄想を織り交ぜたお話です。
まあ、始皇帝は残忍非道な人のような描写が多く、実際はそうだったとは思うのですが、彼が残した偉業が凄い!みんなそっちの方に注目して欲しいですよね。
三国志の曹操も極悪非道みたいな描写が多いけれど、頭が切れて偉業を成し遂げた人だったということで現在は彼の功績が見直されているっていうではありませんか。
っと、脱線しましたが話を始皇帝の業績に戻しますね。
そう、あのキングダムでは始皇帝と敵対していた李斯を重用して、
- 世襲制の領地統治を中央からの派遣制へ中央集権化
- バラバラだったお金や計量の単位を統一
- 交通規則を定める
という功績を残している。
建設物としては、有名どころで
- 万里の長城
- 兵馬俑
の建設をします。
しかし、中国を統一したものの、自分のその後や後継者の育成に不備が。。。
最悪の部下である趙高の策略にはまり、私のお気に入りのキャラ蒙恬や蒙毅は死に追いやられて、結局統一された中国はまた、ばらばらになるのですからね。
まあ、ギリシャのアレクサンダー大王みたいなものですね。彼の場合はせっかく世界統一したっていうのに、「最強のものが後継者になるように」なんて遺言をしてものだから我こそは!みたいな人達の勢力争いが。。。それはもう、大海賊王の亡き後、海賊が乱立してド派手なバトルを繰り返す漫画「ワンピース」みたいなものですから。
あら、いやだわ。熱くなってついつい脱線してしまいましたわ。
そうそう、それで兵馬俑。絶景!絶句!いや、
圧巻。圧巻。圧巻の一言です。
それでもってそこは、巨大体育館みたい!
雨に濡れないように、巨大プレハブのような建物で覆われていましたから。
体育館もどき内部の壁沿いをランニングではなく、ゆっくりと歩いて回ります。
像はみんな東を向いている。
彼らの背後に回る。
なぜか背後からでも気というか霊圧を感じる。ような気がする。
結構観光客がいるのですが、それでも空気は張っている。
ここ、お墓ですからね。
8000体ある軍人達。
等身大で表情も凄くリアルです。
遠くて顔がはっきり見えない像も多々ですが、みんな一人一人表情が違います。
私はお友達と十人くらいで行って、現地のガイドさんに案内してもらってます。
そして、そのガイドさん、大当たりです。
中国○千年の歴史の生き字引。中国文学にも精通。始皇帝の物語りはもちろん、私の大好きな三国志の裏の裏まで研究し尽くした方で、親切丁寧。最後の日は無償報酬で空港まで送ってくれて、しかもチップも受け取ってくれない。このガイドさんは、もしや神か仏、いや始皇帝のお使い?
とにかくいろいろと説明してくれましたよ。
ここに陶器像となった兵士達は中国各地から選び抜かれた精鋭部隊だったとされている。
しかし、発掘されているだけでも8000体あるっているのにもっといるでしょう。
精鋭部隊ってそんなに人数が多いのかしら?
まあとにかく、兵馬俑にはこんなタイプの像がある。
- 将軍
- 下級将校
- 重装兵
- ピルボックス帽をかぶった騎兵
- 重装備をした戦車部隊の操縦兵
- 槍兵
- ひざまづく装甲の弓兵
- 立っている軽装の弓兵
- 武装をしていない歩兵
ファッションで分類するともっと沢山ありますね。
それぞれかっこい〜!です。
私も将軍になってこんな部隊を動かしてみたいものだわ〜。
「私は大将軍になる!」
なんちゃって、ね。
そして私の部隊の右隣の部隊にはあの人。左隣にはこの人がいる。
誰って?もちろん、キングダムの主要人物です。
で、私は彼らを捜してみる。
だって、陶器像はそれぞれモデルがきちんといるってことなのですから。
王騎将軍は架空の人物っぽいので、とりあえず将軍候補トリオの信とか蒙恬とか王賁とかを探してみる。。。しかしわからず。。。
頼みの綱のガイドさんに聞いてみる。
さすがに漫画はわからないもよう。
凄くお世話になったし、ダダ働きもしてくれてるんだから、お礼にキングダムを現在出ている巻まで買ってプレゼントをしようかな。
難しい歴史の文献を調べるだけではなく、たまには娯楽で漫画もいいですよ。
兵馬俑には体育館もどきだけではなく、凄く立派でモダンな博物館の建物もあります。
そこでは、もっと近くで像をみることが出来ましたわ。
戦車や馬車やその他の出土品もあります。
戦車をみたら、「キングダム」アニメ18話の魏国が最強と自負する戦車隊とのバトルを思い出しちゃいましたわ。
とにかく圧巻で、歴史のロマンと漫画の妄想が渦巻いて楽しめますよ。
一生に一度は行ってみてくださいませ!
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