ニューカレドニアのイルデパンで泊まったアットホームな海辺のコテージ。
ロブスター釣りに連れて行ってもらって、
その夜は満天の星の下のビーチで、採れたてロブスターのバーベキューパーティ!
最高の食事だったわ!これは私が20代だったころの、ちょっと昔の思い出です。その後、ニューカレドニアはかなり変わってしまって、後日戻った時にちょっぴり寂しくなりましたね。
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旅立つ前に「天国に一番近い島」の森村桂さんと電話

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ニューカレドニアといえば、私達の世代では、10代の時に流行った原田知世主演の「天国に一番近い島」ってイメージですよね。原作は川端康成と本屋のコーナーを分け争う程の人気作家だった森村桂。実は私、彼女の小説の影響で大の南の島好きになったのだと思うのです。

ニューカレドニア旅行に初めて行く前に、どうしても森村桂さんとお話がしたくて、彼女が経営する「アリスの丘」に電話をしてみました。

で、憧れの森村桂さんが電話に出てくれて、なんと一時間以上も話が弾み。。。

天才との会話は話があちらこちらに飛んで、非常に楽しかったことを覚えています。

そして、私にとっての天国に近い島のイメージがさらに広がり、ニューカレドニアへ旅立ったのでした。

その後、森村桂さんは本当に天国へと自ら旅立たれたので、ファンとしては非常にショックでしたが。。。

イルデパンでロブスター釣りに挑戦!

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森村桂さんの島はウベア島でしたが、私の天国はイルデパン。

ビーチが目の前のヤシの葉で作った素朴な屋根のコテージに滞在。
南の島に来たって感じのいい雰囲気のところです。

そこはおばあちゃま(フランス語でおばあちゃんのことをマミーと言う)と家族が経営をしていたアットホームなところでした。

マミーは、毎日エメラルド色の海の前のお庭で、バナナの葉で何かの編物をしていました。
私にも「これ、あなたのために作ったのよ」とお手製の帽子と籠をプレゼントされました。

か、感激!とってもオシャレで最高の贈り物だわ!ありがとうマミー!
バナナの葉のグリーンは、どんな洋服やスタイルにでも不思議と似合う、似合う。
島にいる間はこの帽子と籠が大活躍でした。

で、その息子たちはロブスターの漁もしていて、週に数回は夜中に漁に行くのです。
誘われたので、私もロブスター釣りに挑戦することに。

眠い眼をこすりながらも、真夜中にモーターボートに乗り、20分くらいひたすら移動。
そして漁場についたら、さっそくスキンダイビング。

ロブスターってどうやって獲るのか知らなかったんだけど、手順は

  1. 夜の海中をライトで照らして、岩に張り付いているロブスターを見つける。
  2. 海女さんみたいに素潜りで5メートル前後潜水。
  3. 手袋をした手でロブスターの本体をがっちり掴んで、用意した小さな籠に入れて終了。

でした。

スキンダイビングにちょっとだけ自信がある私も当然挑戦してみる。

あそこのロブスターを狙え、と言われて思いっきり一気にダイブ。
しかし、届かない。

もう一度挑戦。
またダメだ。

深く潜ろうとしても、錘を付けていても、どうしても浮いてきてしまう。

何度かトライしたけど、最後は…諦める。
時間は貴重なので、漁の邪魔をしては申し訳ないので。

ボートに戻ってみんなを待ってました。

凄いことに、1時間後には何十匹のロブスターが水揚げされました。

大振りのものは市場で高く売れるとのことなので、早速空輸で首都のヌーメアへ。

残りは今日の夜、バーベキューパーティにして食べようということになったのです。
とっても楽しみ!

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満点の星が降り注ぐビーチで獲れたてロブスターの食べ放題!

このビーチは他経営のコテージがなかったので、プライベートビーチのようなもの。

月もなく、夜空から満点の星が降り注ぐ。
北半球では見れない南十字星も!
星が近い。
手を挙げれば、星に届きそう。
その前に、私の体が全身星のダイヤモンドで埋め尽くされそうだわ。

女衆が料理をテーブルに並べている。
バナナの葉をお皿代わりにして、いかにも南国らしい盛りつけだ。

lobster-grill

男衆は火を起こしてロブスターを並べる。

香ばしい海老の炭焼きの香りが漂ってくる。

誰かが、檸檬の木からレモンを捥いだ。

お庭にレモンの木があったんだ。
それを半分に切って、私にくれる。

私は、まずロブスターの素焼きを一口。

わ…!何コレ!

お、美味しすぎる!

グリルなのにジューシーでプリプリ。
ロブスターの香りと炭の香りの絡み合いが絶妙。
しかも獲れ立てだし、こんなに美味しいロブスターは初めて
だわ!

で、捥ぎ立てレモンをギュッと絞ってみる。

わ、これも絶品!

レモンの酸味と香りが新たな風味を生みだしている。

これで、全く違う料理に変わった感じ。

交互に夢中で食べる。

食べる。

食べまくる。止まらない。

あ、しまった。

ロブスターを5尾も食べてしまった。。。

「ロブスター、気に入ってくれたみたいだね。よかったよ」

と、言われて気がついた。

わ、こんな贅沢な食事したことないわ!
ロブスター以外はあまり食べていないことにも改めて気付く。

わたくしとしたことが。。。

みんなの分、食べちゃってないよね?

あ、でもまだ残ってる。

最後の一つを
「どうぞ」っておすすめされたので、ありがたく頂いちゃった。
(ちなみに、私は大食漢です。。。)

合計6尾か。これ、ギネスに載るかもね。

ところで、これっていくらなんだろう?

凄い金額になってそうで怖いなあ。

「え、料金?今夜はイルデパン最後の夜でしょ。ご招待するわ」

えーーーーーーーーーっ!

ロブスター漁に無料で連れて行ってもらって、
ロブスター6尾も食べて、無料なんて。

これじゃああんまり失礼にも程があるし、
商売上がったりじゃないですか。

好意を無下にしないように、やんわりと支払いたいことを話したら、
結局1,000円くらいでいいというので、このあり得ない金額を落とし所としてしまいました。

マミー以下、イルデパンのみんな、ありがとう!
本当にありがとう!
最高に素敵で、心に残る滞在だったわ!
天国に一番近い島だわ!

その7年後、また同じ場所に戻ったのだけれども、マミーはもういなかった。
そして、他のスタッフも1名を残して、散り散りになっていた。

更に年月が過ぎた後、大手のホテル会社がこの土地を買収して、そのコテージは壊された。
私の泊まったお気に入りのバンガローもなくなってしまった。

あ〜、年月を感じる。
でも、それと同時に星の降る夜のBBQパーティはつい昨日の出来事みたいにも思えるわ。

あのエメラルド色の海や、ヤシの葉のバンガローや、新鮮なロブスターや、降ってきそうな星や、愉快な仲間達の笑顔は。。。どこにも消えたりしていないから。

私の心にしっかり焼き付いているから、ね

素敵な思い出をくれてありがとう!

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