スペイン第三の都市、バレンシア。その旧市街の中心部に、元ドス・アグアス侯爵邸がただずんています。他には類をみない、一度見たら忘れられない建物です。
ここは、学者であり芸術家でもあるマヌエル・ゴンサレス・マルティが寄贈した数々の陶器のコレクションを抱えて、現在は国立陶器博物館となっています。
今回は、その歴史と建物、陶器コレクションの数々、侯爵邸の様子について紹介します。
その歴史が織り成す他に類のない乙女チックな建物
ドス・アグアス侯爵家のお屋敷は、15世紀後半にゴシック様式で建てられ、バロック調、ロココ調、新古典主義建築、東洋の影響を受け、時代とともに改装を重ねて変化をしてきました。
陶器の歴史と芸術家が集めた陶器コレクションの数々
学者で芸術家でもあるマヌエル・ゴンサレス・マルティが一品一品、心を込めて丁寧に集めた陶器のコレクションを堪能することが出来ます。時代とともに、生活の必需品から装飾品として世界各地で進化し続ける陶器を、歴史順に現代まで観る事ができます。ドイツのマイセンや東洋を代表する中国様式の陶器は、それぞれ一部屋を丸ごとつかってトータルでコーディネイトされています。また、ドス・アグアス侯爵家が日常使っていた陶器も展示されています。
侯爵家の夢のような日常を垣間見る
侯爵家や他の貴族の使用した陶器で飾られた豪華絢爛な馬車や輿。侯爵邸のサロンや舞踏会の間もとっても素敵。
気がつくとタイムスリップしていました。
国立陶器美術館
Museo Nacional de Cerámica y Artes Suntuarias González Martí
http://www.mecd.gob.es/mnceramica/
Poeta Querol, 2
46002 – Valencia
Teléfono: 96 308 54 29
バレンシア旧市街の中心にあります。
- 開館時間 火-土曜日 10:00-14:00 / 16:00-20:00
日曜日・祝日 10:00-14:00 - 休館日 毎週月曜、1月1日、5月1日、12月24日、25日、31日、州の祝日の年間2日
- 入館料 3ユーロ
- 入館無料日 土曜日午後、日曜日など
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