海外在住時に歯が折れて歯医者でお世話になりました。セラミックの歯を入れてもらって歯科治療をしたのに、なんと海外療養費として7割も支給を受けました!

日本ではセラミックの歯は保険でカバーされないでしょう?私は日本で自腹でセラミックの歯を入れた事がありましたからね。

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シンガポールで黒パンサンドを食べたら歯が折れた…何故に!!

世界中の支社社長が年に2回集まる、社長会議ウィーク。

ここ主要拠点シンガポールに続々と社長や幹部が沢山集まってます。その初日。

私はその運営でとっても忙しいし、夜はみんなでディナーパーティだからランチはサクッとね。

お気に入りのライ麦パンとスモークサーモンのサンドイッチで。健康的でいいわね。うん。

時間が惜しいので、デスクの隣りのテーブルで。いただきまーす。うーん、今日も美味しい!

バキッ!

え? えっ? えーっ? 前歯が折れたーーーー!!!

どうして。コレ、良く食べてるのになあ。それにどうして今日なの?

どうしよう、どうしよう、どうしよう…

今日の午後のセミナーの司会、私に任されてるんだけど…

慌てて社長室に駆け込む。

支社長会議…歯抜けで司会やりましたよ…もう漫才だわ

「し、社長!大変です!」

と事情を説明。

そこにいた副社長は本当に心配してくれて、では誰かに司会を変わってもらえばどうかという。優しいなあ。

で、歯抜けの私を見た瞬間から思いっきり笑いたいのを必至でこらえていた社長は、肩で笑いながら、
「今から代役を立てるのは無理だからお願いしますね。お笑いを取るとかして、なんとか頑張って」

と激励。

くーーーっ!社長の意地悪!意地悪!

まあ、でも言ってることは正論ですからね。しょがないわねえ、もう。

歯を折って見た目がアレなのは自己責任なので。やりますよ。

というわけで、司会やりました。

私が数十分で思いつく作戦は…やっぱり笑いを取るのが一番、という結論に。

さすが社長の戦略。社長になるだけあるわ。

まあ、ざっと200人以上の前で、しょうがないからコメディアンになりました。

後で聞いたら、後ろの方で目が悪い人は私の前歯がよく見えなかったんですって。

でも、大半の人がお腹を抱えて笑ってたから、きっと受けたのでしょう。

みんなに喜んでもらえて嬉しいわ!そういうことにしておきましょう。

で、ディナーパーティは、腹話術で話しまくりましたよ。隅で目立たなく過ごそうかとも一瞬思いましたが、せっかく世界中から同僚が集まってましたから。

実はわたくし、自慢ではないのですが、昔から腹話術が得意というか、ナチュラルに腹話術でして。

口を開けないでしゃべってる、とよく言われましたから(笑)

こんな芸当がこんな場所で役立つなんて!人生何が役立つかわかりませんね。

わっ、とっても脱線しちゃいました。そうそう、歯医者行かなくちゃ!

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治療したら、日本では健康保険カバー無しの超高いセラミック歯の7割が海外療養費で支給!ラッキー!

次の日、私は掛り付けの歯医者に朝一で無理矢理観てもらって、歯型を取った後に、仮歯を入れてもらいました。

これでなんとか会議ウィークをしのいで、一週間後に出来上がったセラミック製の歯を歯科医師に入れてもらいました。

ふう、これで安心。

会社は、大きな怪我や病気は保険で半分払ってくれるのですが、歯科でこの程度だと補助なし。

会社はがということで、日本に一時帰国した時に健康保険の海外療養費を申請。

すると、なんと治療費の7割も支給されたのです。(診療費やセラミックの歯は日本とほぼ同じくらいの金額と査定された模様)

しかも、しかもですよ。セラミック製の歯は日本では保険が効かないですよね。

私は以前日本でセラミックの歯を入れたのですが、これは治療歯ではなく美容歯ということで保険が適用されず自腹だったことがあったのです。

だったら、日本と同等かそれ以下の価格で歯を作ってくれる国で、セラミックの歯を入れた方が患者としてはお得ですね。

まとめ

私は医療費が「超」高額のアメリカに住んでいた時、この海外療養費を知らずにいたのです。あの頃この制度を知っていれば…ハア…

海外療養費の制度は、海外旅行中・海外赴任中・海外留学中の病気やケガでも使えるので、是非この制度を活用してくださいませ。(自治体によって規定は多少違うようですので要確認)

海外療養費の制度や申請の仕方はこちらで説明してますのでどうぞ。