アメリカでの挨拶の仕方というかマナーは、日本とちょっと違って、握手とハグとキス他のジェスチャーをビジネス、プライベート、親しさ、性別によって使い分けます。
使い分けが難しそうですが、迷ったら握手をすれば間違いはないです。
アメリカでの挨拶の仕方
まず、お辞儀はしないように。
お辞儀は、日本人慣れしている人、日本に行ったことのある人、日本映画を見る人、柔道などの武道をしている人などにとっては、「おお、日本のお辞儀だ」と思われるだけで、問題はありません。
そうでない人たちにとっては「?」や「面白いものを見た」といったようなことになりかねないです。
ちなみにオバマ大統領が来日した際に、天皇陛下にお辞儀をしたことで、「お辞儀騒動」が起きました。
一国を代表する人間が別の国を代表する人に卑屈になったような感覚にとらわれたようです。
アメリカでのお辞儀は、武道の稽古は別として、挨拶としては避けた方が無難。
まあでも無意識にお辞儀をしてしまったとしても、大事にはなりませんのでそれ程気にしなくていいです。
ただ、アメリカにおいてはアメリカ人と同様の挨拶をするといいです。
ビジネスにおける挨拶マナー
自信を持って堂々と立ち振る舞い、笑顔で目線を会わせて、力強く握手をします。
立ち振る舞い
- 自信を持つ
体格が小さいとか、英語がしゃべれないとか、そんなことはどうでもいいので、とにかく自信を持った態度で臨みます。 - 背筋を伸ばす
おどおどせずに堂々として、背筋を伸ばしてください。
表情
- 相手の目を見る
挨拶をしている時、というか話している時はいつも目をみるように。 - 微笑む
相手の気持を和ませる微笑み。これはアメリカでなくても基本ですね。
握手
アメリカのビジネスシーンでの握手は必須です。
握手がお辞儀の代わりだと思ってください。
ギュッと力を込めて握ってください。
触る程度の力の入らない握手をすると、相手に会えたことを嬉しいのか疑問視されるか、弱々しい人だと思われるかで、いいことは一切ありません。
どんなにか弱い女性に見えても、握手だけは力強くすることは重要です。
私の場合、会えて嬉しい気持をすごく込めてぐっと力強く握ります。
すると相手に「おっ、女性なのに力が入っている」と思われて印象に残るようです。
「凄くいい握手をされますね」と褒められたこともありました。
そのくらい力強い握手は重要なのです。
ただし、これでもか!と骨が砕けそうになるような馬鹿力はNGです。
また、手を上下にブンブン振るのもやってはいけません。
プライベートの挨拶
プライベートの挨拶は人それぞれで、男女や人間関係の近さも関係してきます。
女性と女性=握手かエアーキスかハグ
女性と男性=通常、女性が自分のやりたい挨拶を選び、男性はそれに会わせます。女性が手を出したら、男性も手を出して握手をする、とか。
男性と男性=通常は握手。時と人と場合によって、ハグ、フィストバンプ、ハイファイブ。
以下のジェスチャー画像をご参考にどうぞ。
とにかく、どの挨拶をするか迷ったら握手をしてくださいませ。
とっても無難ですから。
握手 Hand Shake
ハグ Hug
フィストバンプ Fist Bump
Pete Souza [Public domain], via Wikimedia Commons
ハイファイブ High Five
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