フランス人への日本からのお土産は、消えものに限ります。

趣味があわない小物や置物をもらってもありがた迷惑なだけですからね。

やはり食べ物が一番。それもお菓子類がいいですよ。

お菓子類の場合、気に入って貰えなかった場合でも気軽にお裾分けや横流しもできるわけですし。

私のフランス人のお友達の殆どが健康志向でジャンクフードやスナック菓子は食べないので、駄菓子やスナック菓子はなしです。

迷ったらとにかく相手に聞くのが一番ですね。

スポンサーリンク




フランジ人が喜ぶ日本のお土産

可愛いパッケージの抹茶系のお菓子

フランス人は抹茶味のお菓子が大好きです。ただし、あんこの入りはNG。受け入れられやすいのは、抹茶チョコレート、抹茶マカロンや抹茶ケーキや抹茶クッキーなど、フランス人が普段食べているものの味違いバージョンですね。

上質なあられ

フランスでは日本のあられミックスもどきがmélange japonaisとして売られています。ナッツやカナッペと同じようにおつまみとして食されていますが、あまり質の良いものはありません。ですので手土産用の質の良いあられを持って行くとウケがいいです。おせんべいは大き過ぎて食べにくくて受けが今一です。

お洒落な缶入りの煎茶、ほうじ茶、麦茶

フランスでは日本の緑茶より、中国系の緑茶のほうが多く出回ってます。それに比べて日本の煎茶は香りが高いので評判がいいです。ほうじ茶や麦茶も香りが好まれてウケがいいです。ほうじ茶や麦茶はお洒落な缶に入っているものがあまりないので、缶は別売のもを買って一緒に贈ると見た目的にも保存的にも喜ばれます。

NGなお土産

  • あんこのお菓子
    フランスで甘い豆類は食べる習慣がなくそれ自体に抵抗があるということに加えて、あんこ自体の風味もウケが悪いです。
  • ほとんどの和菓子
    見た目はいいのに食べたらがっかりされるものが多いです。落雁や金平糖はその代表格です。
スポンサーリンク




どうしても記念になるような残るお土産を買いたい時

お土産は消えもの一択と考えて間違えはないのですが、どうしても記念や思い出になるように何か残るものを贈りたい時がある場合、相手に欲しいものや嗜好を確認するといいです。

残るものは、趣味が合わないとただのありがた迷惑になり、タンスの肥やしになるだけですので。そういうのもはお土産をくれた人の気持を考えると横流しにもできないですしね。

お土産に悩んだ時はとりあえず相手に聞いてみる

しばらく会っていなくて子供が3人いるフランス人のお宅に泊めていただくことになり、お土産を何の菓子折りにするか迷ったので何がいいか聞いてみました。

すると家族全員日本の餃子が好きなので、手土産はいらないから餃子の皮を買って来て晩餐を作って欲しいと言われたのです。それが一番嬉しいお土産だとのこと。

とは言っても、餃子作るのって大変じゃないですか?皮にあんを詰めるのに時間がかかりますよね。

ですので、お友達と近所のスーパーで肉やキャベツを買った後、二人がかりで2時間近くかけて餃子を作りまくりました!

大変でしたけど、餃子を作りながら一家揃って凄く喜んでくれて美味しい美味しいとたくさん食べてくれたのです。

凄く昔に適当に選んだ菓子折りを持って行った時よりも、喜んでくれたみたいです。

デザートは子供の1人がアラブ菓子が大好きで、その日の昼間にチャリティボランディアをして沢山貰って来たのでそれを頂くことに。別の子供は、それほどアラブ菓子が好きではないので、小さなものを一つ食べただけでした。

子供達は好きな食べ物がそれぞれ違うので、共通の好きなものを見つけるのが大変です。ですのでやはり相手にどのようなお土産がいいか聞くのが一番ですね。

お土産に迷ったら、相手に聞く。

「お土産いらないわ」なんて遠慮する友人も時折いるのです。

その場合、嫌いなお土産をもってきてしまったら無駄だから、と言うと、大抵は何が欲しいか、何だけは遠慮したいかを教えてくれます。

ですので、お土産に迷ったら、相手に聞く。これ、基本です