アルルと言えば、ゴッホが有名ですよね。
ゴーギャンもアルルでゴッホと共同生活してましたが、ゴーギャンはポン=タヴァンやタヒチなど他の多くの場所で多くの作品を残しているのでそちらのほうが有名ですね。
ゴッホの作品の多くはこのアルルで描かれたものなので、その足跡を少しだけ辿ってみました。
というか、本当に少ししかないのです。
アルルの跳ね橋(1888年作)
アルルの跳ね橋。実際に描かれたものはなくなってしまてて、こちらは観光客用に再現されたもの。
橋は新しさを感じますが、なんとなく雰囲気は似てますね。
夜のカフェテラス(1888年作)
夜のカフェテラス、Le Cafe la Nuit。
ゴッホはこの上に住んでいた事もありました。
黄色がゴッホのひまわりっぽいです。
ゴッホの絵「ひまわり」の値段知ってる?
ひまわり畑は時期ではなかったので行きませんでした。
ひまわりと言えば、ゴッホがアルルで懸命に描いた絵が有名ですね。
現在6点が残っているのですが、そのうちのこちら、おいくらだと思います?
1987年3月、安田火災が3992万1750ドル(当時レート換算で約58億円)で買い取ったのですって!
びっくりです。
しかし、こんな価値のある絵画を描いた画家の拠点だったというのに、アルルには商魂の逞しさがほとんど感じられません。
まあアルルでゴッホの絵を買い占めようなんて予算の関係上ムリな話。
であれば博物館とか記念館とかを開設するとか、ゴッホグッズの販売促進をするとか、考えてもいいとは思ったりして。
アルルの世界遺産を見てもわかった通り、このアルルは
時の流れには逆らわず、ナチュラルに素のままで
佇んでいるのではないかと感じます。
古代ローマ時代に大栄華を極めた街、アルル。
失われた時を求めてムリに街おこしなどをせずにいる素朴な街には、哀愁を覚えると共に、なんとなくほっとするような気持になります。