三度連続で世界一位に輝いたジャムの王様、ミオジャム。それを作るフランシス・ミオのポーにある元祖本店に立ち寄りました。ポーのお土産といったら、ミオジャムかククニエットで決まりですね。
ちなみに、支店はサン・ジャン・ド・リュズとビアリッツのみ。ですが、パリの限られたお店や、日本からでも個人輸入の通販で買えます。
ミオジャムを作ったフランシス・ミオとは?
フランシス・ミオは、フランスのポー出身の食に関する権威でした(2015年に67歳で生まれ故郷のポーにて他界)
数々の賞を取り、数々の肩書きを有し、世界を飛び回り技術を伝授。
お店にあったカードを頂いて来ましたが、そこにはこんな感じでずらずらと受賞歴が並んでいる!
【受賞】
- フランス大統領賞 受賞(2010年)
- 国会賞 受賞(2010年)
【肩書き】
- 農事功労章 シュヴァリエ
- 国際料理協会の名誉会長
- フランスガストロノミ会長
- フランスジャム職人協会会長
- フランス・コルドンブルー名誉総指揮官
- フランスショコラチィエー名誉総指揮官
- 国際料理コンクール 審査員長
…..もっと続くけど、これだけでももういいですよね。
とにかく凄いお方なのです。
ミオジャムとは?ジャムの王様です
ミオジャムとは、このフランシス・ミオ氏が作る世界一のジャム、つまりジャムの王様です。
お店のカードに記載してあった受賞歴が凄すぎて書ききれませんが、その一部を紹介すると、
1988年、1990年、1991年に世界ジャム職人コンテストで三度連続金賞。その後受賞していないのは、参加していないから。ミオジャムが出て来ると他が受賞できなるなるからだそうです。
その後は
1995年-2012年(ミオ氏が亡くなる前年まで) 19年連続一位 Salon International Intersuc – Europain
それにお客様がまた凄い顔ぶれです。ダイアナ妃やその他王侯貴族やセレブ、ミッテラン元大統領、シラク元大統領などの御用達で、ホテルではモナコのリッツホテルなどの有名どころも使っています。
ミオジャムの製法
ミオジャムのレシピは薬師で果物の研究もしていたノストラダムスが残したレシピを元にして作っているとか。そしてその製法も他では複雑で面倒で真似できそうだけど真似できない…
普通、ジャムは果物に砂糖を加えて煮詰めて作るのですが、ミオジャムは、砂糖か果糖を別で煮詰めてから果物と混ぜるのだそう。そうすることにより、果物を煮詰める時間が短くなって、果物の風味を保てるのだそうです。
ミオジャムの種類
ジャムの種類は大別すると2種類。
【赤の蓋】果物と未精製のサトウキビの砂糖を使ったジャム
【緑の蓋】果物のみか、果物とその果物の果糖で作ったジャム
素材はどちらも、契約農家から仕入れた良質の果物を使うので、果物がなければ欠品になります。ですのでいつも食べたい種類のジャムが手に入るわけではありません。
健康お宅でジャムを食べる人はあまりいませんが、食べるとしたら絶対緑の蓋のジャム、ですよね。
どちらにしてもジャムなのでもちろん甘いです。緑の蓋のほうの美味しさは、というと果物の風味がそのままでその果物の凝縮を食べている感じです。
私のおすすめはというと、45gの小瓶です。320gの普通の大瓶だと、食べきれなくて、食べる前に腐ってしまうから。食べ切ろうと思うと、ジャムですからさすがに甘いので、体に影響が出て来ますので。
小瓶なら少しずついろいろなものが食べれますからね。私の場合、普段ジャムは一切食べないので、この味見サイズはありがたいです。
お土産も大家族やジャムフリークは別として、大瓶だとありがた迷惑になる可能性があるので小瓶がおすすめです。
ミオジャムは日本から個人輸入通販で買える!
日本では、フランスの3倍前後の価格で、通販で購入可能です。
ですが、ミオジャム本店は海外に発送してくれるので、3個以上買えば送料を入れても安くなります。
個人輸入の場合は、一万円以下にしておくと日本での関税がかかりません。
ミオジャムが買えるフランシス・ミオのポー本店
【URL】公式URL(通販で日本への発送も可)
【営業時間】10:00-18:00 毎日オープン
サロン・ド・テ(ティールーム)も併設しているのでお茶やお菓子もいただけます。
【住所】
48 Rue Maréchal Joffre, 64000 Pau, France
【場所】
48 Rue Maréchal Joffre, 64000 Pau