ここ最近天然生牡蠣を毎日1ダース以上食べています。太西洋岸では誰でも獲り放題のなので、なんと自分でいざ出漁!なんてナチュラルな自然回帰の生活!ということで、フランスの生牡蠣のシーズン、種類と買い方、食べ方、シーズン、気になる世界の生産高、私の牡蠣三昧の生活を紹介します。フランスのグルメや牡蠣通にとって牡蠣はワインのように美味しさがいろいろ違うのです。
1. フランスの牡蠣シーズン
フランスではフランス語でrの付く9〜4月が牡蠣のシーズンです。(英語でもそうですが)
9月 septembre
10月 octobre
11月 novembre
12月 décembre
1月 janvier
2月 février
3月 mars
4月 avril
旬は冬ですが、夏の市場で見かけることもあります。
2. フランスの生牡蠣の種類と買い方
フランスの生牡蠣は殻ごと売っています。日本のようにパックに入った牡蠣は売っていません。
それでもって牡蠣にも種類が存在して、以下の組みあわせから選んで買います。
真牡蠣 | 平牡蠣 | |
---|---|---|
サイズ (小-大) |
5〜1 | 6〜000 |
中身の 厚さ |
– | フィーヌ(薄い) スペシアル(厚い) |
主産地 | ブルターニュ | その他の地域。主に大西洋海岸。 |
3. フランスの生牡蠣の食べ方
フランスでは牡蠣を生でしか食べません。だからパックに入りがないのですね。
食べ方は、開けた殻を2つに開いて、殺菌作用のあるレモンかヴィネグレット(酢とオリーブオイルなどで作ったドレッシング)をかけて専用の小さく平たいフォークで頂きます。
フランス人に牡蠣ご飯や牡蠣鍋を作ってご馳走すると、「えっ」と驚かれたり、食べるのを躊躇われたりするのです。ですが、食べてみたら「美味しい」と喜ばれることが多いので、機会があったらお試しを。
たたし、牡蠣を開けるには意外に力とちょっとしたコツがいるので生で半ダースか一ダースくらい食べるのがちょうどいいです。
4. フランス太平洋岸で、天然生牡蠣、捕り放題、食べ放題
1月に高速のドライブインのカフェで隣り合わせになった初老のおじいさま。会話が弾んで話を聞くと、なんとこれから一ヶ月の間、フランスの大西洋岸で過ごして生牡蠣を毎日食べまくるとのこと。しかも自分で捕ってきて!11月の海辺は、かなり寒いのでツーリストはほとんどいないので海は物好きな人やジモディで独占状態らしい。
それを聞いた私はちょっと暖かくなってきた4月にフランスの太平洋岸へ勇んで漁に出る。大漁ですよ、大漁!と言っても、ビーチで一番潮が引いている時に現わになった岩に張り付いている牡蠣を取ってくるだけですが。
ご覧ください!これ、全部天然生牡蠣です。まさに生牡蠣天国!美味しさ100倍です。