スペインの誇るタラゴナ(Tarragona)にあるユネスコの世界遺産、タラコの考古遺跡群(Archaeological Ensemble of Tárraco)。

その中で、思いっきり存在感を示しているのがこのタラゴナ大聖堂(Catedral de Tarragona)です。それはそれはとっても素敵なデザインで、観光でタラゴナ(Tarragona)に来たら素通りできないスポットです。

複雑な歴史ゆえ、建築もロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式に加えて、イスラム勢力の影響も!

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タラゴナ大聖堂(Catedral de Tarragona)。カトリックです。

手前の部分がバロックで、周りがゴシックでドームがイスラムっぽいですね。

その歴史が凄いのなんのって。

何と言っても、タラゴナ(Tarragona)の歴史は長く、紀元前3世紀から古代ローマの支配下にあったわけでして、当然キリストも生まれていないわけです。

ということで、当時の信仰はギリシャの神々ですよ。そう、そのトップのゼウス神。

ゼウスの神殿があったのです。

そして、その後、キリスト教がローマ帝国の国教となり、8世紀にはイスラム勢力に侵略され、その後レコンキスタでキリスト教勢力復活。ということで、ゼウスの神殿跡にこのタラゴナ大聖堂を12世紀から200年かけて建設します。

12世紀というとロマネスク様式の終わりなので、13世紀からバロックが始まりますので、バロックが中心です。

時代がかぶっていたり、その後の増改築もあり、タラゴナ大聖堂(Catedral de Tarragona)は古きを大切にしつつ進化を遂げているのです。

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では、観光します。

大聖堂に至る階段と手前の左右両脇にある水場。

清めにいいですね。スペインの水場は風情のあるところが多くて好きです。ドイツ人の親子が長々と水場を使っていました。さすが綺麗好きな国民。あ、スペインのトイレは大抵どこもピカピカです。フランスは…微妙かな…場所による…

こちらはファサード。ゴシックのバラ窓。

12使徒のレリーフ。

ゴシックのガーゴイルもしっかりあります。

こちらはロマネスクの天井。

バロックの壁。

いろいろな時代にタイムスリップして楽しめました!

タラゴナ大聖堂(Catedral de Tarragona)の場所

タラゴナの街の中心でツーリストセンターの近くにあります。