フランスのミディピレネー地域のロット川を望む断崖上。そこに佇むサンシルラポピー(Saint-Cirq Lapopie)は150以上ある「フランスで最も美しい村」の中でも、とりわけ美しい村です。
それもそのはず、テレビ局France2が開催しする「フランス人が最も好きな村」(Village préféré des Français)で2012年に第一位の座を獲得しています。
村はまるで中世の田舎に異世界タイムスリップしたかの様です!
川と断崖絶壁上という自然の要塞に恵まれた立地の村から下界を見下ろすと、ロット川に育まれた広大な農地と大自然が広がっています。圧巻です。圧巻!
サンシルラポピー(Saint-Cirq Lapopie)とその歴史
サンシルラポピー(Saint-Cirq Lapopie)は人口がたったの200人程。
しかし、しか〜し、訪れる観光客はなんと年間40万人!びっくりです。ハイキングコースが沢山あるし、サイクリストもここを拠点にしてビュンビュン走ってます。
ほとんどがフランス人かヨーロッパ人で、日本人には意外と知られていない日本人にとっては秘境の地ですね。まあ、車がないと行くのに不便なので。行き方は一番最後に書いてあるので、後ほど見てくださいませ。アクセスのオススメは車かレンタカーです。
ということで、車で到着したのですが駐車場がいくつかあります。
おすすめは村を抜けたちょっと高台にある駐車場です。もっともっと山の上にもありますが、それはもうハイキングの世界に入ってしまいますのでスルーです。(ピークシーズンは駐車場が混み合っているのであまり選択肢はありませんけれどね)
高台から少しずつ、降りてくる形で村に近づいて行くと上からいろいろな角度で綺麗な村を眺めることができます。
オレンジ色の屋根が美しい!
そうそう、歴史のお話しをちょっと。中世の時代はラポピー子爵が領主として治めていたとか。お城もあったのですが、イギリスとフランスの百年戦争の際に全壊したとのこと。この地形からして難攻不落のお城に間違いなしなのに、門を開けた裏切り者がいた?ようですよ。
お城はなくなっちゃっいましたが、他の村や街と違って、それ以外はナポレオン関連の破壊や大戦の破壊はなかったのです。
お城が残っていない=重要拠点ではない=壊すものがない+駐留できない。という図式なのでしょうか。
お陰で中世の建物残ってます。
こちらは中世時代の富豪のお家。
メルヘンなおとぎ話の世界のようで、うっとりです。
アーティストに愛されている
ポスト印象派のアンリ・マルタンや思想家のアンドレ・ブルトンなどの芸術家に愛され、サンシルラポピーはフランスで知られるようになりました。それでもって、現代でもアーティストが集っています。ギャラリーもあります。
下界は広大な農地が広がる
村だけではなく、下界も絶景です!!!是非機会をつくって訪れてみてくださいませ!
サンシルラポピー(Saint-Cirq Lapopie)のアクセスと場所
サンシルラポピー(Saint-Cirq Lapopie)は、フランスのミディピレネー地域のロット川を望む断崖上です。
交通機関は何と言っても車が便利です。
車が無理なら、こちらでバスを検索することができる便利なサイトです。
FROMのテキストボックスにカオール(Cahors)など、近くの街を入力して、TOにサンシルラポピー(Saint-Cirq Lapopie)を入力すると検索できます。
https://www.rome2rio.com
サンシルラポピー(Saint-Cirq Lapopie)の場所はこちら。