スペインの世界遺産はたくさんありますね。ここバレンシアでの観光で必見なのがゴシック様式の建築のラ・ロンハ・デ・ラ・セダ「絹の商品取引所」(la Lonja de la Seda)です。

バレンシアが経済的に大発展した15世紀後半に、商品取引所として建築されました。

外観はお城のようなのですが、彫刻や内部は以外に庶民的で平民文化の貴重な遺産なのではないかと理解しています。

さっと見ると「なんだこんなものか」で終わってしまいがちですが、しかしよく見ると味がある。もっとよくみると、もっと味が出てくる。

そんな建物です。

夜行くと、タイムスリップした気分になります。

建物は、契約の間、領事棟、塔と礼拝堂、中庭に分かれています。

1. 契約の間 La Sala de Contratación

螺旋状の柱から天井にかけて、ヤシの木のようです。

2. 領事棟 El Pabellón del Consulado

海事裁判が行われたところです。天井が素晴らしい。

3. 中庭

バレンシアらしいオレンジの木の庭です。

5. 彫刻やガーゴイル

そう、噛めば噛む程、味が出るというものですね。特にレリーフやガーゴイルの珍獣はゲームや異世界物文学やラノベや漫画に出て来そうな物満載です。更に平民の生活や欲望を描いたものなど、心の内をさらけ出したようなものも。

まあ、ポケモンなどのアニメの珍獣もルーツは以外にもこんなところだったりするのかしら?