春になると花粉症が続出する日本。それは世界中でも同じで、ここスペインでも花粉症ある!あるのです。どの国に行っても花粉症に一切無縁だった私もついに花粉症に…ということでいろいろと調べてみると、驚愕の事実が!その時期と種類を調べる最強サイトや薬や自然療法などの現地専門家のアドバイスも共有します。できるだけナチュラルな対応をしたいですから、ね。ネトルのハーブティがおすすめです。
スペインの花粉症人口
スペインの花粉症患者(polinosis)はこの40年間で年々増え続けていて、2017年時点で人口の30%が苦しんでいるのだそうです!(情報源:SEAIC – Spanish Society of Clinical Allergology and Immunology)
そしてまだ増え続けているとのことなので、今後の数字を知るのが恐ろしい限りです。
超便利!スペインの街や年月日ごとに花粉の飛んでいる状況がわかるサイト
スペインの花粉の原因は何かというと、いろいろあるのですが、とてもわかりやすいサイトがあります。
このサイトはスペインの街や年月日ごとに花粉の飛んでいる状況がわかる最高に便利なサイトです。
例えば、こんな感じでバルセロナでの花粉の状況をチェック。一年間でいつ頃、どのような花粉がどの程度飛んているかがよくわかります。
【要注意】
黄色:プラタナス Platanus 半端じゃなく多いですね!3〜4月が超ピーク!
青: ヒノキ Cyoresaceas これもかなり多い!2〜3月がピーク。
青緑:オーク Quercus 4月からあって5月にピーク。
【ちょっと注意】
薄緑:オリーブ Olea 5〜6月。
緑: マツ Pinus 2〜6月と長く、ピークが4月中旬。
【気になる…】
薄紫: アルテルナリア菌 Alternaria 植物性のカビで、不完全菌のひとつ。名称が恐ろしい…初夏から秋に多く、ちょっとですが通年飛んでいるのが不気味な存在…
スペインの専門家による花粉症対策と薬
スペイン現地の専門家による花粉症対策です。薬や自然療法も。
基本中の基本で、当たり前の対策はこの2つ。
- 部屋や車のエアコンの花粉フィルターを定期的に交換して花粉をキャッチ。あれば空気清浄機を活用。
- 洗濯物は外に干さない
こちらは心がけるように。
- 外出しないでできるだけ建物内にいること。(特に花粉がたくさん飛んでいる日)
- 花粉がピークの時間帯(5:00-10:00/19:00-22:00)には外出せず、窓も閉めておく。
- 車を運転する際に窓を開けない。
- 外出の際はメガネやサングラスをかける。
- 外出後は洋服を着替える。
- 自宅に花粉が発生するような木や植物は植えたり置いたりしない。
- 芝生の上で寝転がらない。
- キャンプをする際には、花粉源の側を避ける。
- それでも酷い場合は医師や薬局の薬剤師に相談して薬を処方してもらうように。
以上、専門家のアドバイスでした。
日本だったらマスクをするようになんていうアドバイスがありますが、ここはヨーロッパ。
マスクをしている人なんて誰もいません。マスクをすると怪しい危ない人に大変身しますので、くれぐれもしないようにご注意を!
また、日本では花粉症対策メガネなんていうものありますが、スペインではサングラスで対応するようにとの注意がほとんど。流石、太陽の国。
グッズ的には商魂逞しい日本のほうが揃っています。
まとめ ー 私的な自然療法 ネトルのハーブディー
スペインで花粉症の薬は処方箋なしで薬局の薬剤師に相談して数ユーロで買えるようですが、薬はなるべく避けたいですね。とりあえず放っておきます。
それでも気になったら、無農薬のネトルのバーブティーを煎じて飲みます。夫にはこれがとても効くらしい。私はそこまで酷くはないので、放置状態。
でも「花粉がピークの時間帯(5:00-10:00/19:00-22:00)に外出しないで窓も閉める」を実践していなかったので、これをやったらあら不思議!花粉症がぴたっと止まりました!
結構単純だったのですね。
スペインに旅行で来るのであれば、この期間は避けたほうが賢明です。花粉症の時期は卒業旅行の学生をよく見かけますが、観光地は「混んでいない」という利点はあるものの、一部閉まっている観光名所もありますし、まだ肌寒いし、季節の果物はあまりないし、花はないか咲き始めなので、旅行しても楽しみが半減でせっかく行くのにいいことが少ない気がします。
できれば激混みの夏のバカンスシーズンを避けた初夏や初秋が一番おすすめです。
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