【新型コロナウィルス】スペインのスーパーは日本より安全かも?
その様子と、現地で極力感染を避ける買い物の仕方を共有します。
実質2020年3月14日から、スペインでは必須な仕事以外は通勤禁止のほぼ完全なロックダウン状態です。
新型コロナウィルスの感染の感染者カーブは緩やかになったのの、イタリアの感染者数を抜いてヨーロッパワースト一位になったスペイン。
(ただし、国によって検査量や数え方がかなり違うので、実際にそうなのかは疑問。後に説明)
日本もそうですが、誰が感染しているかわからない状態なので家の外はもうレッドゾーン(いわゆる不潔ルート)と認識して行動していれば間違いは少ないかと。
散歩禁止ながらも、散歩もどきのスーパーへの買い出しはOK。
しかし、スーパーは一番新型肺炎に感染しやすい3密(密閉・密集・密接)がある程度揃った場所のよう?
ですが、現在スペインのスーパーは日本よりも安心して買い物ができる?環境が整っています。
【新型コロナ】スペインのスーパーは日本より安全かも?と思うこと
【外部】入場制限があり、外で並ぶ場合は1.5メートル間隔
スペインでのスーパーは一定の人数のみ入れる入場制限をしています。
外で並んで待つ時も、1.5メートルくらいの間隔。
高齢者や妊婦などは、優先入場をさせています。
私は空いている上、並ばずに済む開店15分後くらいに行きます。
【入場】お一人様のみ
スーパーには1人でのみ入ることが可能。
お友達や家族と入ることはできません。
子連れやベビーカーはもちろん見かけなくなりました。
ということで店内でのおしゃべりはなくなりました。
いいね!
【入口】ポリ手袋か手指殺菌必須
スーパーの入り口では、設置されているビニール袋と同じ素材の手袋を着けるか、消毒剤で手指を消毒するかのどちらかになります。
(消毒液を5プッシュして両手とマイカートを大消毒後、手袋をつけた人も見かけました。後ろがつかえてしまっていた…)
より清潔なので、私はポリ手袋派です。
こちらがポリ手袋。
スペインではもともと、野菜・果物コーナーにこのポリ手袋が設置されていて、素手でものを触ることはタブーです。
清潔ですがエコではないので、私はこれポリ手袋をエコバックに潜ませておいて、ある程度再利用をしていました。
ですが、今はもちろん使い捨てにしています。
スペインでは、自宅から使い捨てのビニール手袋をしてくる人もかなり多いです。
4月3日から、首相や保健省がマスクの着用を推奨するようになりました。
【買い物かご・カートは不人気】店内でマイバック・マイカート派が激増
買い物かご・カートは不特定多数の人が触るので、手袋をしていても触りたくない…
と、思っている人がかなり多いようです。
もともとスペインはショッピングカートを引いて毎日市場にその日の分だけの新鮮な食料を買いに行く人(特に年配者)が割と多くいます。
そのせいか、スペインではマイバックやマイカートを店内に持ち込んで、買い物かごのように使い、レジでは全てのものを出して、バックやカートが空であることレジスタッフに見せるということもできます。
入り口にはマイカートを鎖で繋いで鍵をかけておける場所があって、割と利用している人も多かったのですが、現在は誰もカートを置き去りにしていません。
店内にマイバック・マイカートを持ち込み、スーパーの買い物かごやカートを使う人は激増しました。
【従業員】全員が手袋・マスク・メガネ着用
店内に入ると従業員全員が武装をしています。
スーパー最大手mercadonaでは、3月31日くらいから全スタッフがお揃いのメガネを付け始めました。
マスクと手袋はロックダウン当初から着用。
マスクはサージカル系のものをつけているスタッフが多いです。
ロックダウン初期は欧州基準ffp2(米国基準N95)とサージカル系がパッと見で半々くらいの割合でしたが、4月1日はffp2を見かけませんでした。
確保できないのではないかと。
手袋は医者が使うような少し厚めの使い捨てのビニール製を着用しています。
ということは、陳列してある製品は基本的には新型コロナウィルスが付いていないはずです。
【魚売場】テープ外で待つ
魚類は並べてある魚を選んで、捌いて、包んでもらう仕組みになっているので、そのコーナーには1m以上近づけないようにテープが貼ってありました。
【返品厳禁】
以前は返品も可能でしたが、現在は返品は厳禁となっています。
【レジ】透明ついたて設置
ロックダウンが始まって10日後くらいに全てスーパーでレジのスタッフとお客を隔てる透明のついたてが登場しました。
自主的な試みらしいですが、3社の違うスーパーで全てついたてがあったので、どこでもこれを設置したのではないかと思われます。
割と小さめですが、とてもいいです。
@mercadona
【支払】極力カードかスマートフォンで決済
スーパーでの支払いはカードかスマートフォンでの決済を勧めています。
そうすればお金のやりとりがない分、スタッフの感染する確率は低くなるかと。
お客は、かざすだけのスマホ決済であれば何も一切触らずに通れます。
危ないと思うこと
マスクの着用者が100%ではない
来店客にマスクの着用を義務付けていないし、普段からそのような習慣もないため、マスク着用者やスカーフで口元を覆っている人は日々増えてきているものの、パッと見でざっくり60%前後です。
首相や保健省がマスクの着用を推奨したのが、4月3日からで、以前は病気ではない人のマスクは不要と言っていたので。
(WHOも一般人のマスクは不要と言っていましたし)
しかし、誰が感染しているかわからないので、マスクをしていない残りの人たちからの感染リスクは高まるかと。
ただし、日本のように家族や友達で複数の人がおしゃべりしながら買い物をするということがないので、飛沫感染の確率は低いのではないかと思われます。
レジのスタッフはお金と商品の両方を触る
レジではカードやスマートフォンでの決済を推奨していますが、現金に慣れている人や少額の買い物は現金で支払いがちです。
つまり、レジのスタッフはお金と商品の両方を触るのです。
せっかく、レジまでほぼ無菌できているのに、最後の最後でお金についている新型コロナウィルスが買った製品に付いてしまうリスクが…
レジのスタッフが、現金を触るたびに消毒液で手袋をさくっと除菌してくれればいいのですが、そこまではやっていないです。
非常に惜しい…
【まとめ】スーパーで感染する可能性を低くするには?
新型コロナウィルス については、まだまだ謎が多く、何がいいのかそう出ないのかも日々変わっているので、とりあえず科学的に証明されたことや思いつくことを全てやっています。
- スーパーではマスク、メガネ、手袋をつける
(自己防衛と同時に、自分が無自覚陽性だった場合に、他人に移さないため) - スーパーの買い物カゴやカートは使わず、マイバック、マイカートで
- マスクやスカーフをしていない人には特に近づかないように注意。
(意識が低い人=感染していたり、これからする可能性が高い人) - 支払いはカードで(スマートフォンは家に帰ってからの除菌が面倒なので。今や入手不可で、香水よりも貴重な液体となっている消毒液を節約するため、外界=レッドゾーンでの買い物に行くのに持ち歩かない)
- 自動精算機のある無人会計レジがあればそれを利用
ところで、新型コロナウィルスの感染者数の数え方は国によってまちまちなのはご存知でしょうか?
割合真面目に数えている国が凄い数字になっているので、後日その件について共有したいと思います。